この男、どこまでも熱く、そしてどこまでも冷静だ。
元金60万円の借金がいつの間にか倍以上に膨れ上がっていた22歳の堕落した日々から、15年のキャリアを経て現在は沖縄のホスト界を牽引する存在へ。今回は、自らの過去を隠さずさらけ出す「Ryoya」の圧倒的な人間力と、彼が今の時代に貫く「ホスト道」の真髄に迫りました。
試練を経て、自分を研ぎ澄ます。大学中退から始まったRyoyaのホストへの軌跡

——— 本日はよろしくお願いします。まずは読者の皆様に向けて、自己紹介からお願いできますでしょうか。
Ryoya
沖縄のホストクラブ「GENTLY沖縄」のRyoyaです。今年でホスト歴は15年目になります。
—— お店を率いる立場であり、15年のキャリアを誇るRyoyaさんですが、ホストを始めようとした当時はどのような状況だったのでしょうか。
Ryoya
高校を卒業して2ヶ月しか通っていない大学を中退したのですが、無駄に1年在籍してしまったことで、まずは奨学金の返済が150万円ありました。生活のために手取り15万円のパチンコ屋に就職もしたのですが、そこでギャンブルにハマってしまって。消費者金融2社から借りた元金60万円が、いつの間にか140万円にまで膨れ上がっていたんです。奨学金と合わせると合計300万円近い額を抱えていました。当時はすでに結婚して子供もいたので、増々逃げ場のないどん底の状況でした。
—— 奨学金や返済で300万円、さらにご家庭もあるという厳しい状況ですね。そこから「ホストをやる」と決めた時、周囲の反応はいかがでしたか。
Ryoya
周囲からはもう猛反対されましたよ。「ホストなんて馬鹿じゃないの?もっと安定した職に就きなさい」と死ぬほど心配されました。
—— 周囲から猛反対されてもなお、ホストの道へ踏み出させたものは何だったのでしょうか。
Ryoya
当時は自分の未熟さでどん底まで堕落しきっていました。でも、「自分の人生を変えられるのは自分しかいない、とにかく変えるしかない」という一心で、周囲の反対を押し切ってホストの世界へ飛び込みました。あの時ホストという仕事に出会っていなかったら、今の自分はなかったと思います。
—— 強い覚悟で飛び込まれた夜の世界ですが、若手時代に苦労されたことや当時のエピソードを教えてください。
Ryoya
特に苦労したという意識はそこまでないですが、当時は昼の仕事と家庭の責任を果たしながらホストをやっていたので、今考えると自分でも「よくやってたな」と思いますね。時代が時代だったので飲酒量も今とは比にならず、毎日死にかけていました(笑)。
—— 昼夜の仕事とご家庭を背負いながら、過酷な現場に向き合われていたのですね。最初から一気にトップへと駆け上がっていったのですか?
Ryoya
いえ、一般の会社員平均以上の給料は初期から稼げていたものの、ホストとしては最初の3年くらい全く売れなかったですよ。
—— その売れなかった3年間から、トップに駆け上がった決定的な転機は何だったのでしょうか。
Ryoya
転機は離婚ですね。人生の大きな分岐点を迎えた時、「ここから次の人生を自分自身の足で歩んでいくんだ」と腹をくくりました。それからは仕事に不必要な甘えや誘惑、無駄な人間関係をすべて断捨離して、自分の持てるすべての情熱を仕事に注ぎ込みました。そうやって逃げ道をなくして本気で向き合ったからこそなれたんだと思っています。
—— 過去の逆境や失敗を隠さず発信されるRyoyaさんの姿に、救われている若いキャストや求職者も多いと思います。
Ryoya
自分自身の人生を救ってくれたこの業界には、本当に感謝しかありません。だからこそ、当時の自分と同じように「20歳そこらで大きなハンデを抱えて人生詰んだ」と思っている人がいたら、必ず救ってやるから自分に連絡をくれと本気で思っています。今の状況がどうであれ、人生を変える覚悟があるなら一歩踏み出すのは早い方がいいです。
言い訳を捨てた先にある、真の価値。原点を忘れずに進化し続けるRyoyaの覚悟

—— どん底の状況から腹をくくって覚悟を決め、トップへと駆け上がってこられました。売れ続ける中で、自分自身のブレない軸を保ち続けるために最も必要なマインドは何でしょうか。
Ryoya
「自分の人生の責任はすべて自分にある」と自覚し続けることですね。結局、何か壁にぶつかった時に挑戦から逃げて誰かのせいにしたり、言い訳を探したりするのはただの遠回りですし、何の解決にもならないですから。
—— 言い訳を一切捨てて自分自身と向き合い続ける。そうした強い軸を持ちながら現在「GENTLY沖縄」を率いていらっしゃいますが、店舗を率いる上で大切にされているスタンスを教えてください。
Ryoya
先代たちが築き上げてきた歴史やルールをリスペクトする姿勢は、常に大切にしています。ただ時代や働く人間も変わっていくので、昔のルールのまま止まっていてはお店として成長できません。時代に合わせて不合理な点は一つひとつアップデートし続けています。
—— 時代に応じて改善を積み重ねていらっしゃるんですね。そうして変化を続けながらも、15年というキャリアの中でRyoyaさんが絶対に色褪せさせない「原点」はありますか。
Ryoya
初ヘルプ、初指名、初シャンパン、初ラスソン、初No.1。15年経った今でも、その瞬間の景色や感情はすべて鮮明に覚えています。初めての出来事というのはそれくらい心に残り続けるものです。長く続けていると感謝の気持ちが薄れそうになる瞬間もありますが、新人たちの真っ直ぐな姿を見るたびに初心に帰らせてもらっています。
—— 15年のキャリアがあっても、新人たちの姿から初心を思い出されるのですね。そうした原点を胸に、これから業界で夢を追う若いキャストたちにはどのような姿勢で仕事に向き合ってほしいですか。
Ryoya
仕事に対して「いかに自分自身の価値を上げていけるか」を貪欲に追求していくことこそが、ホストとしての醍醐味だと思っています。若いキャストたちにも、恐れずに挑戦してその手で大きな夢を掴んでほしいですね。
「ただの豚」にはさせない!『教育』ではなく『共育』を貫く、自分の姿を見せるリーダーシップ

—— キャストや仲間と向き合う上で、最も大切にされている指導論は何ですか。
Ryoya
自分は「教育」という上からの押し付けではなく、「共育」として共に学び、共に成長することを何より大切にしています。
—— 「教育」ではなく「共育」。その言葉に込めた真意をお聞かせください。
Ryoya
子供って、親の言うことはなかなか聞かないけれど、親の「行動」はしっかり真似しますよね。これは人を育てる現場においても全く同じです。頭で分かったような正論を並べて命令する前に、まずは教える立場である自分自身がそれを体現できているか。口で教えるより「自分の姿を見て学べ」というスタンスを何より意識しています。
—— 周りのメンバーからは、どのような人柄だと言われることが多いですか。
Ryoya
周りの子からは「隠してても全部見抜かれているぞ」って思われているかもしれません(笑)。日頃から些細な変化や本質にアンテナを張っているので、適当な態度や調子の良い嘘にはすぐに気づいてしまいますね。
—— 常にしっかり見抜かれていると思うと、キャストも身が引き締まりますね(笑)。
そうやって人と向き合う中で、大切にされている姿勢や考え方はありますか。
Ryoya
人に慕われたり愛されたりしたいなら、まずは自分から人を大切にして歩み寄ることですね。過去に人間関係で嫌な思いをしたとしても、心を閉ざしてしまっては何も生まれません。どんな時も自分から信頼や価値を与える「ギバー」であり続ける姿勢を大切にしています。
—— 仲間への思いやりがある一方で、売れずに悩んでいるキャストや後輩に対して、プロとして厳しいメッセージを発信されているのも印象的です。
Ryoya
「自分を磨くことをやめるな」ということは強く言っていますね。ホスト業界って、先輩がご飯を奢ってくれたり、買えなかった服やアクセサリーを貰えたりして、売れなくてもなんとなく生きていけてしまう恵まれたカルチャーがあるんです。だけど、その甘い環境に依存しすぎて自分を変えようとしなかったら「ただの豚になるから気をつけなよ」と伝えています。
—— 恵まれた環境に流されず、自分を高め続けることの大切さですね。
Ryoya
ホストという仕事は、単に時間を売るのではなく、自分の心を削って価値を提供する仕事です。20代のうちから手に職もない人間が、簡単に大金を稼げるわけがありません。それなりの覚悟を持ってプロとしてやっている以上、少し壁にぶつかったくらいで感情的にならず、「どんな時も揺るがない鋼の心を持って価値を提供するんだ」という覚悟が必要なんです。
—— 「鋼の心を持つ」。ただ一方的に教えるのではなく「共育」というスタンスだからこそ、伝える側自身も日頃の姿勢やあり方を問われ続けるのではないでしょうか。
Ryoya
本当にそうですね。こちらが相手を見極めるのには時間がかかりますが、教わる側や後輩は、こちらの行動や姿勢をたった3日で見抜いてしまいます。指導しているつもりが、実は自分自身の生き方や姿勢が常に試されているんです。だからこそ伝える立場に立つ人間こそ、現状に満足せず自分自身を磨き続けなければいけないと思っています。
—— 時代とともに変化する環境の中で、キャストが安心して長く働くために今必要不可欠だと考えていることは何ですか。
Ryoya
今の時代は、ホスト側の男の子のメンタルも繊細になっています。だからこそ、夜職専門の心のケアや、誰もが安心して長く働ける環境作りは、これから絶対に必要不可欠になると考えています。自分自身もどん底の状況からこの仕事に救われました。これからは安心して挑戦できる環境を整え、キャストが本気で人生を変え、大きな夢を掴める場所を作っていけたらと思っています。
売れない理由は「人を選んで良い人を演じている」から。Ryoyaが語る過酷な業界で売れ続けるための意識改革

—— 「売れない」ホストについてはどう捉えていますか。
Ryoya
この業界では、優しくて顔も良いのになかなか売れない、ただただ「良い人止まり」の人って多数存在します。そういう人に限って、見えない所では意外と強気だったりして、完全に人を選んでいるだけなんです。可愛かったり優しかったり、単純に自分よりもステータスが高いと感じた人にだけ弱いから、「優しい人」「良い人」と思われているだけ。「ただの良い人」を演じてないで、誰に対しても分け隔てなく向き合うプロとしての仕事をしろと、僕は言いたいですね。
—— 相手によって態度を変えないというお話がありましたが、たとえばRyoyaさん自身が「この人とは合わないかもしれない」と直感した相手にはどうアプローチされていますか。
Ryoya
直感で「この人嫌だな」とか「合わないな」って感じた人にも、自分は絶対に一度はこちらから何かしらのアクションを起こして歩み寄るようにしています。そうするとなんだ意外とイイ奴じゃんってなる事の方が多いです。そうやって生きてきたから、今までの人生でめちゃくちゃ嫌いな奴ってほとんどいないですね。
—— キャストが結果を出して生き残るために、生き残り続けるために一番大切な意識は何ですか。
Ryoya
ドン底に堕ちた時、どこまでモチベーションを維持し続けられ、また立ち上がれるかというタフな意識ですね。調子が良い時にモチベーションが高いのは当たり前です。今の時代だと0.1%にも満たないかもしれませんが、そんなタフな人間だけが最終的に生き残れるのがこの業界だと思っています。
タフな夜を生き抜くセルフマネジメント。他人の「負の気」に潰されないRyoyaのメンタル管理術

—— ドン底から這い上がるタフさ、まさに「折れないメンタル」が必要不可欠ですね。業界特有の精神的な負担と、Ryoyaさん流のメンタル管理術について教えてください。
Ryoya
この仕事をしていると、毎日のように他人の悪い気をたくさん吸い込みます。だから人の何十倍ものメンタルがないと務まりませんし、ましてや自分の私情如きで病んでる暇なんかない環境なんです。ただ、そういう悩みなら「7時間以上の睡眠」に「週3回の運動」と「週1回のサウナ」で大体の心の病みは解決するんですよね。
—— フィジカルを整えることが、強固なメンタルに直結するのですね。日々張り詰めた状態で戦う中で、オンとオフを切り替えるお気に入りのリフレッシュ法はありますか。
Ryoya
アウトドアを楽しんだり、筋トレをしたりしています。それができない時は、トレーニングの動画を観たりしてスイッチを入れたりもしています。
—— 先日SNSで拝見した、名護の「嘉津宇岳」の鋭い岩肌をアクティブに登られている写真もすごく素敵でした。身体を動かして自分自身をニュートラルに戻すことも、過酷な現場を生き抜くRyoyaさんならではの強さの秘訣なのでしょうか?
Ryoya
そう言っていただけると嬉しいです。やはり、自分の身体とマインドをリセットする時間は、常に高い基準で挑戦し続けるために必要不可欠ですね。
—— オフの日や仕事終わりにキャストと過ごす時間も、そういったリフレッシュの一環になっているのでしょうか。
Ryoya
そうですね、キャストとは普通のプライベートな話をしながら楽しんでいますよ(笑)
—— 一緒に過ごす中で、Ryoyaさんが「居心地が良い」と感じたり、惹かれたりする人のタイプはどんな方ですか。
Ryoya
自分と同じことで笑う人は相性がいいらしいので、男も女も常に笑っていて、馬鹿みたいに毎日楽しそうに生きている人が好きです。自分自身、ツボの浅さが水溜まりくらいなので、ゲラな人と過ごすオフの時間こそが最高のリフレッシュになります。
—— 周りにいてくれる仲間や共に笑い合える存在もパワーの源なのですね。話は変わりますが、普段はどのような雰囲気のお客様に支持されることが多いですか。
Ryoya
担当だけに固執せず、ヘルプキャストにも気配りをしてくれるような、心の広いお客様が多いと感じます。自分が席を外している時でも、ヘルプと笑顔で接してくれたり、誰に対しても分け隔てなく場を明るくできる方ですね。周囲をハッピーにできる女性はキャストからも愛されますし、自分自身も大切にしたいと思う素敵なお客様だと思います。
「生き方を売る」令和を勝ち抜くRyoyaのホスト道

—— YouTubeチャンネル「デジスターチャンネル」の沖縄ランキング動画やXでの発信など、SNSを始められた背景やきっかけについてお聞かせください。
Ryoya
発信を通じて沖縄ホストのリアルを真っ直ぐ届けたいと思って始めました。
—— 発信を見ていると、難解な表現を使わず誰にでも伝わる言葉選びが印象的です。あえて分かりやすい言葉で発信することへのこだわりはありますか?
Ryoya
難しい言葉を並べるよりも誰もが分かりやすい言葉で本質を説明できると思っているからです。賢い人ほどそうしていると思います。
—— 時に匿名での批判や心ない声に晒されることもあるかと思います。そういったアンチや周囲の雑音に対しては、どのようなスタンスで向き合っていますか?
Ryoya
匿名アンチや掲示板で誹謗中傷してくる透明人間みたいな奴らはどうでもいいですね(笑)
—— 多くのフォロワーを魅了するSNSですが、日々「発信し続ける本当の理由」やこだわりを教えてください。
Ryoya
「令和は生き方を売る時代」だからです。SNSのフォロワー数は一朝一夕で増えたわけではなく、日々の継続の結果でしかありません。結果が出るまでやり続ける力は本当に重要です。
ある有名な話で、アフリカに「絶対に雨を降らせる雨乞いの部族」がいます。なぜ毎回必ず雨を降らせることができるのかというと、答えはすごくシンプルで「雨が降るまで、雨乞いの儀式をやめないから」なんです。途中で人が倒れようが、雨が降るその瞬間まで祈り続ける。
SNSもまったく同じで、数回投稿して反応がないからと諦める人がほとんどですが、成果という雨が降るまで泥臭く発信を続けられるかどうかがすべてです。その継続力と信念を持ち続けた者にだけ、夢や目標という雨は降るのだと信じています。
—— この業界において、プレイヤーが一番陥りやすい「接客や人間関係の罠」とは何だと思いますか?
Ryoya
相手の事が好き過ぎて、振り向いて欲しくてしている行動が、逆に嫌われる要因になってしまう悪循環ですね。特にこの業界において、そういったパラドックスはきっと一生消えません。
—— その切ないパラドックス(悪循環)を乗り越えるために、Ryoyaさんが絶対にブレずに貫いている「ホスト道(信念)」を教えてください。
Ryoya
見返りを求めて追うのではなく、自分自身が常に「ギバー(与える人)」であり続け、関わるすべての人に対して誠実に価値を提供し続けることです。それが、自分がブレずに貫いている「ホスト道」です。
—— 最後に、支えてくださっているお客様や未来のお客様へメッセージをお願いします。
Ryoya
出会えたご縁を一つひとつ大切に、誠実に向き合っていきたいです。ぜひ、自分たちの創る特別な空間に会いに来てください!
—— 熱いお話をありがとうございました!
編集後記
ここまで読んでいただきありがとうございました。ランカーズチャンネルのインタビューコンテンツ「RANKERS Voice vol.10」はいかがでしたでしょうか。
GENTLY沖縄 Ryoyaさんの語る「ホスト道」とは、甘えを捨てて壁を突き破る挑戦を繰り返し、成果という雨が降るまで泥臭く祈り続ける圧倒的な継続力と覚悟。そして、関わるすべての人へ誠実に価値を与え続ける「ギバー(与える人)」としての深い愛でした。
その熱い生き様と、極上の安心感に満ちた特別な空間を体感したい方は、ぜひお店を訪れてみてください。
もちろん、RyoyaさんのSNSのフォローもお忘れなく!
【Ryoyaプロフィール】

Dear’s/GENTLY -GENTLY沖縄(2部)在籍
ホスト歴15年。大学中退・借金300万円のどん底から、背水の陣でホストの世界へ飛び込む。離婚を機に退路を断ちトップキャストへと登り詰める。「教育」ではなく共に成長する「共育」の理念と、自ら価値を提供する「ギバー」精神を軸に組織を牽引。「令和は生き方を売る時代」を掲げ、圧倒的な継続力と人間味あふれる発信で業界の新たなスタンダードを創出し続けている。
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YouTube:デジスターチャンネル【沖縄ホスト】
【GENTLY沖縄】

全国に展開しているSPLグループだからこそだせるクオリティ!!南国沖縄だからこそ一味違ったホストクラブの楽しみ方を!!全国でも珍しいメゾネットの店舗で刺激的で盛り上がったひと時を!
TEL:098-861-6666
沖縄県那覇市松山1-5-1
ナムラプラザビル2F
